なえなたき
「日本の滝百選」に選ばれた名瀑。
マグマが冷却されたときにできた、柱状節理が良く発達し、落差55メートルの高さから水が落ちる豪快な様子と音から「地震滝」とも呼ばれています。春は雪解けで水量が爆発的に多く、夏は涼しく、秋は紅葉で美しさもひときわです。駐車場を出発して、最初のつり橋を渡り関川を越え長野県に入ります。
砂防堰堤を横に見ながら階段を登り、ユキツバキに囲まれた歩道を進むと、“小林一茶”が「瀧けぶり 側で見てさへ 花の雲」と苗名滝で詠んだ俳句が石に彫られています。その先のシダが生い茂る岩壁を見上げながら、もう一つ吊り橋を渡ると滝つぼ近くまで行くことができます。吊り橋を渡ったところの大石には、水神様が祭られています。
古来日本では、地震のことを「なゐ」といい、「なゐのたき」から「なえなたき」となり、高田平野の水田を潤す水であることから苗の字があてられ、苗名滝となったと伝えられています。
2016年4月に苗名滝への新たな道路「市道苗名滝川街道線」が完成し、車両通行が可能となりました。新たな道路は関川沿い全長約1.5kmの2車線道路で、大型観光バスも通行が可能です。また、歩道も整備されています。
入口は杉野沢地区の新潟県と長野県の県境、関川にまたがる「地震滝橋」です。終点には、普通車104台、大型車11台が収容できる大駐車場を完備しています。
また、遊歩道入口にある苗名滝苑は、流しそうめんで有名。お隣のカフェグランでは、ブルーベリーやラズベリーなどトッピングがたのしいソフトクリームも人気。
ささがみねこげん
笹ヶ峰高原は、妙高山の南西、三田原山や黒姫山、高妻山、堂津岳、天狗原山、金山、焼山、火打山など標高2000m前後の山々に囲まれ、標高1200m~1300mに広がる盆地状の高原です。このため、局地的フェーン現象が発生し、晴天率が高く、梅雨が無いといわれています。また、笹ヶ峰は、芝生の中に樹々が点在し、外国に来たような風景が広がっています。
2m近い雪を除雪して笹ヶ峰までの道路が開通するのは、5月の連休前、遅い春が訪れます。雪が残る中、ハルニレやシラカバが芽吹き、ミズバショウがあちらこちらに咲きます。
6月の中旬には、キンポウゲ(ウマノアシガタ)で黄色に染まります。夏は、冷涼で、湿度が低く、豊富な湧き水や木陰が癒してくれます。秋は、美しい紅葉で人気のスポットです。
笹ヶ峰には、トレッキングコース、キャンプ場、牧場、妙高山麓県民の森、笹ヶ峰ダムなどが整備され、きれいな星空や美しい風景がテレビCMのロケ地としても活用されています。
笹ヶ峰の開拓は、文化8年(1811年)ころに高田藩の第11代藩主榊原政令の手に寄って始まりました。最初に入植したのは、信州小谷村の木地師でした。嘉永4年(1851年)には、24世帯が入植し、馬鈴薯栽培を行い、藩財政に大きく貢献しました。しかし、馬鈴薯が病気で全滅し、明治37年(1904年)に廃村となりました。その後、地元の有志により牧場が開かれ、今は、妙高戸隠連山国立公園の中核として多くの人々に親しまれています。
みょうこうすぎのはらゴンドラ
妙高杉ノ原スキー場内にあるゴンドラ。全長3,074m、約15分で自然豊かなゴンドラ山頂駅へ。8人乗りゴンドラでの天空遊覧では、手が届きそうな程近くで紅葉をお楽しみいただけます。
また、晴天時には展望広場から富士山が見えることも。
標高約1,500mの山頂付近には、赤倉山南麓湿原遊歩道が整備されており、しなの木・ブナ林・ダケカンバの巨木などが点在する手付かずの自然がお楽しみいただけます。
営業期間:2024年10月12日(土)~11月4日(月・祝)予定
営業時間:9:00A.M.~3:30P.M.(下り最終4:00P.M.)
おとな(中学生以上): 往復2,400円 こども(小学生): 往復1,400円 小型ペット: 500円
※幼児はおとな1名の同行につき1名まで無料となります。1名を超える場合は、こども料金が適用になります。